3人の男たち

w is for wasted

13. そうか、もう終わるんだ

残るは後3作になった。著者グラフトンは焦る。なぜか。心の準備ができていない。突然、感傷に襲われる。それに。使い損ねた素晴らしいイメージ・比喩・言葉・句、逸話・笑い・しんみりがたくさん溜まっている。これを全部どこかで使いたい。いろいろ書きっぱなしだったこと、まとめておきたい。大急ぎで。
U is for Undertow

森の家

大家ヘンリーの生き方は理想的。体が不自由になれば、ガスのように、生活を支える諸手配で快適にできる。生活力がない人は、元気な限りは森の家に住む獣医師の方法が大きなヒント。プライバシー、人との交流、整った環境、そして夢中になること。全てから卒業した最終章での第一選択肢は、自分の幸せ。
T is for Trespass

おひとり様ガス

ガスのような独居老人には孤死と認知症発症の恐れがある。彼らを守るのは、生活基盤の外部支援と、自らの意思で選択する「自分を幸せにする活動」の開始。その活動には多数の人との交流も繰り入れる。プラスのスパイラルも始まり、あすを楽しみにする「生きる力」が得られる。
T is for Trespass

隣人ガス

ヘンリーの隣人ガスは独居老人。ご多聞に漏れず「捨てる」作業ができず、ゴミの中に住む。いい加減なものを食べ、非常に不健康。「立つ鳥跡を濁さず」を実践しよう。まずは不要なモノの処理。ソラナのように潔く捨てよう。取っておくのは思い出だけ。子供に残すのは財産だけ。
S is for Silence

3人の男たち

バイオレットを愛した3人の男は、愛の葛藤を乗り越え、その後の幾多の試練も乗り越え、ビジネスは成功、今やあるべく場所に落ち着いている。真摯な生き方が風格となって漂う。その中に、真剣に生きてきたからよい老人になった、という因果関係の成立しない男が、一人。
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