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    フルタイム・ママ

    赤ちゃんが楽器で一人遊び。T is for Trespass
    赤ちゃん楽器を演奏。thedanwによるPixabayからの画像。

    過去に祖母がソラナの企みの犠牲となった経験を持つ若い女が、デパートのドア口で入ってきたソラナとすれ違う。瞬時に「あの時の女」と見抜いた彼女、くるりと振り返りエスカレーターでソラナに追いつき、腕をむんずと捕まえると、

    デパートのエスカレーター。

    エスカレーターの先にはスーツケースの店。Andreas LischkaによるPixabayからの画像。

    3行省略

    そこでそこにいたキンジーと出会う。

    二人の少女。

    二人の娘たち。

    彼女の名前はペギー。「2人の子供のフルタイム・ママよ」と自己紹介をする。「みんな、フルタイムで母親業をする自信がないのよ。だから仕事にかこつけて子供を預けて外に出るのね。でも母親業って楽しいのよ」と聞き捨てならない発言をして。

    そうか?

    フルタイムの子育てって大変、じゃないのか?

    女性向きの講演会。

    女性向きセミナー。Chelsea OuelletによるPixabayからの画像。

    大変じゃないのなら、大変だと思っている経験不足の若いママたち、1日中子供と(だけ)向き合っていることで鬱病になりかけているママたち、劇的な変化が原因といわれるマタニティ・ブルーで辛くてたまらない、産休中のワーキング・ママたち、に講義をしてあげてよ。どうすればそのような自信が生まれるのか。どうすれば、子育てが楽しい、と言い切れるようになれるのか。

    泣いている新生児。

    赤ちゃんが産まれる。joffiによるPixabayからの画像 。

    うちの娘は現在生後9か月になる男の赤ちゃんを育てているが、彼が生まれる前から、娘は、大変、と言っていた。産まれた途端、もっと大変になって顔つきが変わった。それからしばらくして夜泣きは緩和され、この頃は彼の一人遊びも結構長くなったのに、娘はずっと、大変、という顔をしている。毎日要求度の高い赤ん坊を世話しながら、生活も回しているわけだから、容易でないことはわかるのだが、それにしても、楽しいと大変、この二つの差は一体、何?

    セミナーのスピーカー。

    講演者。Michelle L Steffes, CPLCによるPixabayからの画像。ペギーが講演しているイメージ。

    ペギーの言動から推察できる「楽しさ」を超々・拡大解釈して、ほんの少しだけ粉飾(・うちの経験)すると(講演の時は、彼女は間違いなく↓これ↓とそっくりのことを言うはず、デス):

    泣き続ける赤ちゃん。

    泣き続ける赤ん坊。

    1.赤ん坊を「精密機械」と捉える。泣くには原因・理由がある。おしめでもおっぱいでもなければ、室温?騒音?雨の音?もしかして光 or 闇?あまりの静けさ?この世が怖い?いい子、いい子と抱いた背中をそっとトントンしたら、怖くなくなる?子守歌で反応する歌がある?ブラームスはお好き?ワルツ、踊る?それをぜんぶ試すの、楽しくない?

    赤ちゃんがぬいぐるみにキス。

    赤ちゃんがテディ・ベアにキス。PexelsのNatalieによる写真。

    2.赤ん坊を「連続成長」と捉える。寝た子をベビーベッドにそっと寝かせようとすると直ぐ泣く子が、おしめを換えるためにベッドに置いても泣かない。おしめを換えれば気持ちがよいことを覚えたからだ。うっかりその瞬間を見逃してしまうかもしれないが、赤ん坊は片時も止まることなく、成長している。これって、凄いことなのだ。見守って、小さな進歩をみせたら、拍手をしてあげようではないか。うちで感動的だったのは、つい最近、初めて手に取るクマのぬいぐるみの、鼻にぶちゅ、をしたこと、それもかなり長い間。

    両手・両脚を上げて、バタバタ。

    両手・両脚、空中でバタバタ。

    3.赤ん坊は「神様のつかい」と捉える。なぜかというと、彼はつい最近まで神様のすぐ側にいたのだから。その子が産まれてきた奇跡を喜ぼう。一人で機嫌よく両手両足をバタバタさせているとき、うー、とか、ぶぇー、という音(声)を発しているとき、彼はもしかしたら神様を見て喜んだり、神様と話をしているのかもしれない。真に平和な光景だ。しっかり見守ろう。

    おもちゃをじっと見つめる赤ちゃん。

    おもちゃをじっと見る。PexelsのPolina Tankilevitchによる写真。

    4.赤ん坊の一人遊びを「脳の発達」と捉える。触れるとカシャカシャ音を立てるおもちゃを目で探す。聴力も聴神経の伝達システムも正常。自分で掴んで、じっと見ながら指で触って、その音を確認している。全システムOK。赤ん坊ウォッチングとは、まさしく脳の発達経過を見ていること。これも凄いヨ。見ていて楽しい。

    ママをじっと見つめる赤ちゃん。

    ママをじっと見つめる。amyelizabethquinnによるPixabayからの画像 。

    5.赤ん坊を新しい「話し相手」と捉える。その彼にママのあなたが静かに、きれいな言葉をかける。すると、彼は神様のような瞳でじっとママを見つめる。6か月もたてば、うーうーとあなたの注意を引こうとする。すぐに会話をしよう。きれいな言葉で。彼の脳はきれいな言葉で満たされ、やがてその意味を理解するようになる。

    二人の少女。

    二人姉妹。Pexelsolia danilevichによる写真。

    ペギーの場合、女児が2人。状況はもっと複雑である。2人が同時に泣いたり、笑ったり。喧嘩したり競争することもある。でも毎日、彼らを丁寧に見てきたので、対処の方法も、楽しむ方法も、自然とわかるようになった。もし次の子が産まれたら、ペギーは3人の間に生まれる、社会の構成、という力学を楽しく見守るのだろうね。

    それに、彼女は富豪の娘だった。

    しかも、大病院の医師の妻である。

    ランチとワイン。

    前菜から。

    そういう境遇ならば、絶対確実に、掃除・洗濯・炊事は自分ではしない。時間がたっぷりある。普通ならば、美容院の後にいつもの女友達とお昼を食べて、ゴシップ話に花を咲かせて、つまらない時間をたっぷり潰して、子供のいる家に帰る、というような非生産的な生活をしているのだろうが、この彼女、母親業が楽しい、と言うのだ。金は有り余るほどあるのに、金に食い荒らされていない。いいねえ。筋がぴんと通った逞しい女なのだ。

    キンジーは彼女の経済的環境を知って、一瞬ひるむ。でもキンジーも凄い、こう言ってのける。

    それは彼女の一面に過ぎないわ。私は別の面を見たもんね。

    疲れた老人が一人。

    幽閉の身になった隣人ガス。

    ガスの救出は大変だった。隣の部屋では大男がTVを見ている。ソラナがすぐにも戻ってくる。キンジーと共に恐怖と危険を無事に潜り抜けたペギーは、キンジーの戦友。こんなに楽しかったのは、小学校以来よ、という感想を言って笑うこの人をキンジーは大好き。Me, too.  格好よくてスカッとする。

    トンネルで遊ぶ。

    公園で友達と遊ぶ。

    もう一つ付け加えれば、赤ちゃんとママは毎日誰かと会ったり、どこかへ行くこと、が大事です。ペギーは時々子供たちをお友達と一緒に遊ばせます。その間、1人のママは自由時間、で羽休め。(追記その2:きょうは子育ての「楽しみ篇」、いずれ「工夫篇」を。)

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