V is for Vengeance の最初の投稿です。投稿は不定期になります。
S is for Silence

探偵キンジーの資質

キンジーの感受性は意味がないように思える事実をも実は確実に受け止めている。それが蓄積して、彼女はしばしば勘や直感に導かれて真実にたどり着く。屋敷の2階から庭を見下ろしながら、古い昔の記憶により、彼女はバイオレット失踪の謎の糸口を見つける。
S is for Silence

案件依頼の費用

絶品サンドイッチを出すカフェのバーテンダーにそのサンドイッチで買収され、キンジーは34年前も前に失踪した母親の捜索依頼の話を聞く。渋々引き受けることにしたのは、依頼主デイジーが胸に秘めている深い怒りがなぜか気になったからだった。
S is for Silence

視点の切り換え2

第一人称で物語を構築していくには自ずと限界がある。それをよく理解していたグラフトンは、シリーズの後半を過ぎてから、第三人称も使うという大胆な変更を行った。その結果、複雑かつ魅力的な物語ができあがる。キンジーが捜索依頼を受けて、事件が再び動き出す。
S is for Silence

視点の切り換え1

この本が翻訳済みの18巻と大きく異なるのは、視点の切り換えである。これまでは「わたし」によって物語は語られた。がこの本では、「わたし」と「彼・彼女」が頻繁に入れ換わる。後者はすべて1953年の物語。つまり、昔と現在の話の2本立て進行なのだ。
S is for Silence

バイオレット登場

34年前、若く美しい女、バイオレット、が独立記念日の夕刻に失踪する。いつも彼女の娘のベビー・シッターをした少女は、念入りな準備の一部始終を見守り、美しい出で立ちの彼女を見送る。少女が何回も何回も思い出して、今や脳裏に焼き付いたシーンだ。
S is for Silence

“最短書評のS ”

内表紙に意匠を凝らして掲載されたこの世界一短い7書評は、単純に各誌が文句なく感動したことを表している。この本の面白さ、質の高さ、が確実に伝わる。この内表紙を一瞥しただけで、読者は大きな期待を抱きながらページをめくり始める。
Z is for .....

Z is for Zero

シリーズ最後の Z is for Zero は題名を Z is for ... に変更、販売開始直後に「在庫切れ」として販売を中止、現在も「在庫なし」の状態でAmazonの購入ページに掲載中。グラフトンが病床で書きあげた最後の本。
その他

同シリーズ26冊全作品一覧

未翻訳8冊を含む全26冊の題名の一覧リスト。日本語の題名、日米における出版年も含まれる。各ストーリーの原作と翻訳の完成に至る所要時間がわかり興味深い。出自はWikipedia、Sue Graftonの記事内。
その他

ご挨拶

AからZまで全26冊の、スー・グラフトンのアルファベット・シリーズのうち、すでに翻訳されているのは『ロマンスのR』までの18冊。未翻訳本8冊の概要を紹介して、主人公キンジーのファンと、シリーズを通した彼女の成長を共有したい。
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