V is for Vengeance の最初の投稿です。投稿は不定期になります。
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キンジーの周りの Made in Japan 2 – Pilot –

1988年の年が明け、仕事が戻る。オフィスの整理をした後、キンジーは文房具の補充に買い物へ。その中にPilot のボールペン。これは日本のメーカー!近頃消せるボールペンを発売している。和製ウィスキーもスコッチに引けを取らない。日本人のものづくりの情熱には目を見張るものがある。
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キンジーの周りの Made in Japan 1 – Sony –

クリスマスの朝、キンジーはヘンリーと二人、互いのプレゼントを開ける。キンジーはソニーのヘッドフォンをもらった。1970年代80年代に日本企業は海外進出に成功し、ソニー製品はアメリカで広く使われていた。その時代を経た現在、世界の技術力の発展は新しいバランスを模索する。
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クリスマスの支度

クリスマスが近づいた金曜の夕方、キンジーはヘンリーとクリスマス・ツリー・マーケットへ。翌日は友人たちとツリーを飾り、エッグノッグを味わう。居間には静かな幸せに満ちた時間が流れる。グラフトンは、家族や知人が続々集まる平和と幸せの象徴のクリスマスは描かない。一捻りしたこの季節の行事の使い方、S is for Silence の「独立記念日の花火」ですでに実証済みの巧みさだ。
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キンジーの観察眼:家を見る

キンジーの観察眼は、人物だけではなく家にも及ぶ。世の風潮はどこもかしこも、「見た目」主義。でも、キンジーはそうではない。家も同様。豪邸に住みたいと考えたこともない。彼女がヘンリー設計になるスタジオ・アパートメントのコンパクトさをこよなく愛するのは、幼いころに住んだトレーラー・ハウスで培われた感性によるところが大きい。
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ソラナの見たキンジー

ガスが帰宅し、ソラナが働き始める。早速ガスを訪ねると、ドアを開けたソラナはキンジーに恐怖を感じ、必死に動揺を隠す。キンジーは狼と毒蜘蛛のタランチュラを連想させるのだ。招き入れられた居間にはゴミもガラクタも埃もない。とてもきれい、キンジーは思わず歓声を上げる。
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おひとり様ガス

ガスのような独居老人には孤死と認知症発症の恐れがある。彼らを守るのは、生活基盤の外部支援と、自らの意思で選択する「自分を幸せにする活動」の開始。その活動には多数の人との交流も繰り入れる。プラスのスパイラルも始まり、あすを楽しみにする「生きる力」が得られる。
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ソラナの生い立ち

子だくさんの家庭では、子供たちが自分たちだけの社会を形成する。8人の兄・姉を持つ「ソラナ」は、その独自の社会で、末っ子ということで何でも許されて育つ。その自由の中で覚えたことは、人を繰る術。そして、気に入った友人をじっと観察し、その子として生きる一人遊び。
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キンジーの嗅覚

老人介護施設にガスを見舞った夕方、そこには夕食の匂い。キンジーが好きな料理ではない。そして、人生最終章にまずいものを食べなくてはならないのなら、今は我慢せずに好きなものを食べたい、と思う。食の偏好は変更が極めて困難。でも、今こそ挫折しているが、健康志向の芽生えは確かにあるのだ。
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隣人ガス

ヘンリーの隣人ガスは独居老人。ご多聞に漏れず「捨てる」作業ができず、ゴミの中に住む。いい加減なものを食べ、非常に不健康。「立つ鳥跡を濁さず」を実践しよう。まずは不要なモノの処理。ソラナのように潔く捨てよう。取っておくのは思い出だけ。子供に残すのは財産だけ。
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キンジー vs ソラナ

看護師ソラナに成りすました女が、ガスの家に入り、彼の財産を盗み始める。キンジーとヘンリーは発端から違和感を覚えるが、ソラナの狡知に圧倒・翻弄されるだけ。エスカレートするソラナの強欲さに、キンジーの正義感が燃え上がる。キンジーは憤然と闘いに挑み、勝つ。
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