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T is for Trespass

フルタイム・ママ

富豪の娘、ペギー、は祖母をソラナに殺された。たまたまキンジーと出会い、共通の敵ソラナに揃って立ち向かう。フルタイムで2人の幼い娘を育てている経験が、ガス救出に役立つ。彼女が子育てを楽しいと言えるのは、子供に正面から向き合い、きちんと見守り、彼らの成長を喜んでいるから。
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新しいヒーロー

多額の保険金を請求した事故被害者の傷は本物。損傷部位を精密検査し、事故の状況を力学的に検証した結果、現代科学は「この事故でこの損傷は生じない」と結論する。被害者側弁護士の総攻撃にも、答えは一つ:この検査結果が、そう証明している。科学を信じる科学者は、現代のヒーローの如く眩しい。
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悪人がいっぱい

普段はごく普通に見える人も、ある閾値を超えると豹変、それまで理性で抑制していた「悪事」を働く。キンジーがこの時期に手掛けた仕事にも、そういう小悪人がいっぱい。よく見ると、みな「不満」に支配されている。まずは現状を受け入れ、そして自分が幸運であることを理解しよう。
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キンジーの周りの Made in Japan 3 – Kudzu –

ヘンリーのキュウリは、葛のように茂った。葛は高速道路緑化の目的でアメリカに輸出され、蔓延りすぎたため今は有害植物指定。動植物の輸入には細心の注意が必要。その国の純粋種が勢力の強い外国種に駆逐されてしまうから。今や世界が均一化に向かう。そういう時代に純粋種の運命はいかん。
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キンジーの周りの Made in Japan 2 – Pilot –

1988年の年が明け、仕事が戻る。オフィスの整理をした後、キンジーは文房具の補充に買い物へ。その中にPilot のボールペン。これは日本のメーカー!近頃消せるボールペンを発売している。和製ウィスキーもスコッチに引けを取らない。日本人のものづくりの情熱には目を見張るものがある。
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キンジーの周りの Made in Japan 1 – Sony –

クリスマスの朝、キンジーはヘンリーと二人、互いのプレゼントを開ける。キンジーはソニーのヘッドフォンをもらった。1970年代80年代に日本企業は海外進出に成功し、ソニー製品はアメリカで広く使われていた。その時代を経た現在、世界の技術力の発展は新しいバランスを模索する。
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クリスマスの支度

クリスマスが近づいた金曜の夕方、キンジーはヘンリーとクリスマス・ツリー・マーケットへ。翌日は友人たちとツリーを飾り、エッグノッグを味わう。居間には静かな幸せに満ちた時間が流れる。グラフトンは、家族や知人が続々集まる平和と幸せの象徴のクリスマスは描かない。一捻りしたこの季節の行事の使い方、S is for Silence の「独立記念日の花火」ですでに実証済みの巧みさだ。
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キンジーの観察眼:家を見る

キンジーの観察眼は、人物だけではなく家にも及ぶ。世の風潮はどこもかしこも、「見た目」主義。でも、キンジーはそうではない。家も同様。豪邸に住みたいと考えたこともない。彼女がヘンリー設計になるスタジオ・アパートメントのコンパクトさをこよなく愛するのは、幼いころに住んだトレーラー・ハウスで培われた感性によるところが大きい。
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ソラナの見たキンジー

ガスが帰宅し、ソラナが働き始める。早速ガスを訪ねると、ドアを開けたソラナはキンジーに恐怖を感じ、必死に動揺を隠す。キンジーは狼と毒蜘蛛のタランチュラを連想させるのだ。招き入れられた居間にはゴミもガラクタも埃もない。とてもきれい、キンジーは思わず歓声を上げる。
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おひとり様ガス

ガスのような独居老人には孤死と認知症発症の恐れがある。彼らを守るのは、生活基盤の外部支援と、自らの意思で選択する「自分を幸せにする活動」の開始。その活動には多数の人との交流も繰り入れる。プラスのスパイラルも始まり、あすを楽しみにする「生きる力」が得られる。
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